有機質肥料 主に、様々な動植物に由来するもので構成されている肥料です。土壌中の微生物などを増やし土壌そのものを活性化させる働きが有ると言われています。
一般に使われる化学肥料と違い有機質肥料は、「アミノ酸」「核酸」などで構成されており、土に含まれる微生物により分解され、作物の育成にはもちろん、土そのものに対して時間をかけ徐々に効いていきます。
そのため、有機質肥料は環境に優しく、作物だけでなく、それを育む土や土壌中の微生物に栄養を与え活性化させることで、健康な田んぼをつくっています。
良い事ばかりに見える有機質肥料ですが、化学肥料に比べ、時間も費用も掛かるというデメリットがあります。
しかし、私たちは最高に美味しいお米を毎年作っていくため、健康な田んぼ作りのため有機質肥料を選び使用していく事を決めました!
除草剤の使用は、安全とリスクのバランスの問題でもあります。
除草剤の散布は1回だけとしています。除草剤に頼らない方法を目指していますが、雑草は害虫の住処になったり、病原菌の温床となるため、除草剤を散布しないと病害虫発生の予防に大量の農薬を散布しなければいけなくなります。
それを防ぐため、田植え直後に原則1回だけ最低必要量を散布します。ホタルイという雑草が繁茂する年(圃場により違いあり)のみ、バサグランという1成分の除草剤を必要最低限使用します。県基準内であることの承認を得ています。これが、原則という言葉を使用している理由です。しかし、ほとんどが初期の1回だけの使用で済ませます。
以後は、まめな人力手除草で対応します。
現在、米糖を使う等、除草剤に頼らない雑草防除の方法を日々研究し続けています。
私たちはお米の命と周囲の圃場への配慮から、育苗箱にデジタルコラトップアクタラ箱粒剤を、1育苗箱当たり50gを田植え前に散布し、出穂前にヘリコプターでスタークル液剤を散布します。
ウンカ、ヨコバイ、カメムシ、いもち病、紋枯病などからお米を守るために、義務的に使用しています。
いもち病が発生しますと出荷できなくなり、周りの圃場にも迷惑をかけることになりかねないからです。畦の草刈りを丁寧に行って、病気や害虫の発生源を少なくしたり、土づくりに力を入れて病害虫に強い米作りを目指しています。
鍬や鋤を持つだけが、農家の仕事ではありません。『農産物を育てるより良い環境』を常に心がけています。
土の中の微生物の働き、肥料の構成物質やEM菌の効能等々、化学的・生物学的知識を高め、先進的な技術の知識など多くの事を勉強し考え、工夫・努力する事を私たちは怠りません!
そして、年2回、県の農業指導員や米作りの達人を招き、講習会と現地視察を実施し、お客様のための米作りに役立ております。
常に経験を積み重ね、新しいものへ挑戦し、「安全・安心・美味しいお米」を目指して私どもは進化し続けています。米作りのプロフェッショナルの自覚をもち、これからも邁進していきます。
安全性を確認するため、毎年、出荷前に玄米を愛媛県農林水産研究所へ送り残留農薬検査をしています。
分析結果を得てから出荷しますので、お客様から『安心と信頼』を頂いております。また、品質を向上させるため、特別栽培米生産組合が定めた基準に満たないお米は流通させません。
定期的に内部査定し管理しております。さらに「味」に関しては定期的に、国内外の有名産地米を準備し、一般の方を招き、試食会を開きます。
「美味しさ」に厳しく品評して頂いております。
以前の試食結果では、魚沼産コシヒカリと表示された米との品評は1:9と圧倒的に三間産特別栽培米に軍配があがっております。
お客様がいつまでも新米に近い状態で食べていただけるよう、組合員の農家全員が貯蔵用の冷蔵庫を設置し、湿度と温度の管理を徹底しています。
ご注文後、発送直前に精米し、お米の状態を厳重にチェックした後、宅配やゆうパックにて100%三間産のコシヒカリ、あきたこまちを皆様のご自宅にお送り致します。
農産物の原産地表示の不正や、別品種の米を混ぜるといった問題が後を絶たないことが残念でなりません。
私たちは消費者の皆様と直接取引をすることで生産者の顔が直接見える農産物をお届けしています。そして、トレーサービリティ(履歴管理)を行い情報に力をいれていきます。
私たちはお客様の「美味しかった!」と喜んで頂ける事が何よりも生き甲斐です。
そのため、お客様と私たちの距離を近づけ、より一層美味しいお米と安心をお届けしていきます。
また、定期的に発送する年間契約コースも、大変好評を頂いております。
三間の地は大変自然に恵まれたところです。
美味しいお米ができる二つの要素を神様から頂いているからです。
一つ目は 暖地でありながら、標高150mで且つ盆地になっているので、昼夜の温度差が大きいということ。植物は光合成により自身の中に炭水化物を作ります。お米も同様に炭水化物の1種であるデンプン質を合成します。夜の気温が高いとせっかく昼間に合成されたデンプンが消費されるので、夜は温度が低い方がお米にとったら良いのです。
二つ目は 三間盆地は土壌が粘土質で、とても肥沃的だということです。野菜作りには粘土質は向いてないのですが、米作りに関しますと、粘土質は、保湿性が高く肥料の持ちも良いので、たくさんの栄養分がお米に行き渡ります。厚みのある上質なお米に育ちます。
平成13年に農林水産省が『特別栽培農産物に係る表示ガイドライン』を定めました。
(その後何度か改正)それまでは、生産者が独自に栽培した農作物に対して「特別・・・」とか「有機栽培」また「無農薬」や「減農薬」とかの表示を、特に決まったルールもなく独自使用していましたので、消費者に戸惑いが生じていたからです。
私たちは、農林水産省が定めるよりもずっーと以前の平成元年から減農薬、有機肥料による栽培を初めており、言わば、特別栽培米の先駆者なのです。
特別栽培農産物とは、その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物のことである。
対象農産物は、国産、輸入を.問わず、野菜、果実、穀類、豆類等であり、米については特に『特別栽培米』と呼ばれる。