今は、稲が育っている真っ最中ですが、もう来年に向けた堆肥づくりをしています。河原に生えているアシやヨシを刈り取り、牛糞堆肥、鶏糞、モミガラなどと一緒に積み上げて、質の良い堆肥を作っています。稲刈りが終わった後、10aに2トン程度の堆肥を散布して「土づくり」を行います。奥に見えているのは、特別栽培米の水田です。
化学肥料ではなく堆肥を使用することで、美味しいお米を作るることができます。堆肥中の微生物が出す、様々な物質が稲の成長・味覚に大きく影響します。
微生物が元気な田んぼには、病害虫が発生ににくく病気しらずの田んぼになり、農薬に頼らない農業が可能になります。「土つくり」が米作りの基本になります。
福鹿 定組合員は、例年土作りのために、自家製の堆肥を作っています。そこには、毎年たくさんのカブトムシが、卵を産み付けます。
この日は、近くの園児達が、幼虫を目当てにやってきて、歓声をあげながら楽しい一時を過ごしました。特別栽培米生産組合では、このような活動をつうじて、地域とのつながりも大切にしたいと考えています。
毎年、県の普及員指導のもと、お得意様を招いて稲刈り診断を行っています。
(写真の一番右側の方が地元スーパーの店長です。)